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結婚式にゲストとして呼ばれたときに不安になる要素の一つにテーブルマナーがあります。
・使い方が何となくしか分からないナイフとフォーク
・たくさんのグラスはどれを使えば良いのか
・席を立つときは食器類をどうすれば良いのか
知っているようで自信を持てないテーブルマナーは色々あるでしょう。知識がないと恥をかきます。ここでおさらいしておきましょう。
1.最初のお皿は?
披露宴会場で席に着くと、目の前にはふちに柄のついた大皿が置かれています。その上にはナプキンが綺麗に折って飾られているでしょう。
この最初に目にするお皿は見て楽しむためのもので料理が運ばれてくると下げられてしまいます。このお皿の上にものを置かないようにしましょう。
また、ナプキンをずっとお皿の上に置きっぱなしにしておくのもあまり良くありません。料理が運ばれてくる前にナプキンは膝の上にのせておきます。基本的にナプキンは、輪が手間になるように2つ折りにして膝の上に置きます。三角に折ったり、広げたりするのもOKです。
食事中に席を立つ場合は軽く畳んで、椅子の上に置きます。もし口などを拭いて汚れていたら、その部分は内側して外から見えないようにしておくのがマナーです。
2.グラスはそれぞれ用途が異なります!
テーブルには種類の異なるグラスがずらりと並んでいます。これはそれぞれのグラスに用途があるためです。基本は5つの種類が置いてあります。
・一番大きなグラス(ゴブレット):お水用
・ワイングラス:赤ワイン用
・一回り小さいワイングラス:白ワイン用
・少し背の高い細長いグラス:シャンパン用
・タンブラー:ビール用
披露宴の場合は飲み物を注いでくれるので、自分でグラスを差し出すことはありませんが、覚えておくといざというとき迷いません。
3.フォークとナイフの使う順番
お皿の横に綺麗に並べられたフォークとナイフ。あれ、どの順番で使えばいいの?と当日迷ってしまうと格好が悪いです。これだけ覚えておきましょう。外側から使う!です。
・右端にあるスプーン:スープ
・外側にあるフォークとナイフ:オードブル
・一つ内側にあるフォークとナイフ:魚料理
・最後の一組フォークとナイフ:肉料理
・形の異なるフォーク:デザート
・小さめのスプーン(ティースプーン):食後のコーヒー
また、食事の途中で席を立つ場合は、フォークとナイフを「ハ」の字に置きます。こうすることで「食事中」であるというサインを示すことができます。食べ終わったらフォークは背を下にして、ナイフの刃は内側にして平行にそろえてお皿に立てかけます。
4.和食での注意点
和食の場合、洋食に比べると難しいマナーは少ないのですが、注意することがあります。
お椀のふたは食べ終わった後どうすれば良いのか、悩む人もいるでしょう。
・食べ終わった証にふたは裏返す→NG!
・食べ終わったら元通りの形にお椀を戻す→正解!
お椀の塗りを傷つけてしまう可能性があるので、元の形に戻しておきましょう。
また、和食器はワレモノが多いので、丁寧に扱うように心がけてください。
おわりに
テーブルマナーの基本は分かりましたか。最低限のことだけでも知っておくと、安心して披露宴に出席できます。また、マナーとして、他の人の食事のペースを見ながら自分の早さを調整することも大切です。早く食べ過ぎるとお皿が片付けられてしまいますし、遅いと一人だけ食器が残されたままになり次の料理が運ばれてしまうため、テーブルがお皿でいっぱいになってしまいます。これは隣の人にも迷惑がかかるので、周りに自分のペースを合わせるように気を配ることも大切です。