外国人から見た日本の結婚式〜結婚式当日編〜

外国人が日本の結婚式を見ると、不思議に思うことがいくつかあるようです。日本らしい魅力的な部分も多いのですが、自国の文化では考えられないと思う部分もあります。結婚式当日の新郎新婦やゲストのことについてご紹介します。

1.日本の結婚式は完璧すぎる

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出典元:http://lamermakeup.com/getdream/bridal/

挙式、披露宴の開始時間からお被楽喜の時間までしっかりスケジュールが組まれていることが海外の結婚式とは異なります。普段から時間をきっちり守り、人に失礼のないように、と考える日本人の気質が結婚式にも表れているのでしょう。
・ヘアスタイル
・メイク
・衣装
・拍手や笑顔を絶やさない

ヘアスタイルやメイク、衣装に関してはそれぞれの新婦さまがこだわりを持って自分のスタイルを貫いていると主張したいのですが、表現する方法がわからない方もたくさんいらっしゃいます。海外では自由に結婚式で自分を表現する花嫁が多いのですね。

2.結婚式当日の様子

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海外では、挙式こそ厳かな雰囲気の中行われますが、披露宴になると雰囲気は一変します。日本人から見るとトラブルの多い海外の結婚式ですが、それが当たり前の海外からすると、日本の結婚式は大人しく感じます。ゲストの様子も全く異なり、Tシャツ姿で出席する、飲み過ぎてハメを外す、忘れ物をする(指輪など式に欠かせないもの)など、もう少しラフな日本でいう飲み会に近い感覚なのです。儀式のイメージが強い日本の結婚式とは本来の考え方が異なるようです。

3.子どもがいると結婚式に参加しづらいのはおかしい

日本では披露宴中に子どもが泣き出すと空気を壊すのではないかと心配し、小さな子どもがいる人は結婚式への出席を躊躇する傾向があります。新郎新婦やゲストも小さい子どもがいるなら欠席でも仕方ないと思いがちですが、海外の結婚式には子どもたちもたくさん出席しています。
子どもが途中で泣き出すのは子どもの仕事をしているだけで、親は悪くないというのが海外の考え方です。元々披露宴の雰囲気がパーティーに近いので、子どもが泣くことで場がさらに和んだり、他の大人たちがあやしたりと子どもが泣くことを前提として連れて行くことが多いのです。

4.スピーチや感謝の言葉が堅い

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披露宴でどのようなスピーチをするのか考える、新郎新婦からの感謝の言葉で感動して泣く、というのは日本の結婚式では定番ですよね。しかし、この文化は海外と違いがあるようです。
日本の披露宴では、スピーチは新郎新婦を褒めたりとハレの日らしい挨拶が多いので、形の決まっているスピーチに感じるようです。外国人から見るとスピーチする意味があるのかと不思議に思う方もいるようです。
また、新婦の手紙や新郎新婦からの親への感謝の言葉にも文化の違いがあるようです。
普段、日本人は外国人よりも感情を表現することが多くないので、一生に一度、結婚式の場で普段は伝えることのできない感謝の気持ちを伝える為に手紙を読むのですが、外国人の考えは「皆の前でわざわざ涙して披露することではない」となるそうです。感謝の言葉は日頃から伝えているのだから、パーティーは涙ではなく、笑いを届ける場なのかもしれませんね。

おわりに

結婚式当日だけでも文化が違う外国人から見れば違和感があるんですね。文化が違えば、結婚式を行う『意図』も国によって違うのではないでしょうか。昔は《両家の結婚式》という考えだった日本の結婚式も、《新郎新婦二人の結婚式》という考えが浸透しつつあり、ご両親や親族が結婚式について意見を出すことも少なくなってきました。結婚式の日本の大切な文化や習わしとして残していく部分と、新しく海外式から取り入れていく部分、両方組み込めるとより素敵な結婚式になるのではないでしょうか。

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