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結婚にまつわる諸手続きは思っている以上にたくさんあります。結婚後1〜2ヶ月は手続きの連続です。
婚姻届を提出して受理されたら、名字が変わります。名字が変わったら、あらゆるものの名義変更が必要です。名義変更を忘れていると後から困りごとがたくさんできてきます。
時系列で諸手続きについてみていきます。まずは転出の手続きについてです。
1.転出の手続きの流れ
これまで住んでいた場所から引越しをする場合(市区町村が変わる場合)、初めに転出の手続きをします。引越しの14日前から受け付けてくれます。
■必要なもの
・転出届:役所の窓口でもらう
・身分証明書:運転免許証やパスポートなど
■手続き
・転出届を提出する
転出届に必要事項を記入し、役所に提出します。
・転出証明書をもらう
転出したことを証明するもの。
転出届に記入し、提出すると交付されます。
転入届の手続きの際に必要な書類なので、大切に保管しておきましょう。
・戸籍謄(抄)本をもらう
戸籍謄本とは、戸籍の原本がすべて記載されているものの写しです。戸籍抄本は戸籍上の一個人の事項のみを抜粋して書かれたものです。婚姻後の本籍地を変更する場合に必要なので、本籍のある役所から戸籍謄本または戸籍抄本をもらいます。おふたりの本籍地が同じで、婚姻届も同じ場所にある場合は不要です。逆に、おふたりの本籍地ではないところで提出する場合はそれぞれの本籍地で戸籍謄本または戸籍抄本をもらいます。
戸籍謄本や戸籍抄本をもらう場合には交付手数料や身分証明証が必要なので、役所に行く前に確認しましょう。また、本籍地が遠方の場合、役所から郵送してもらうこともできます。その際は実際に取りに行くより時間がかかるので、余裕を持って申請しましょう。
・婚姻届をもらう
最近は役所でなくてもインターネット上からダウンロードできます。
こだわりの可愛らしい絵柄の婚姻届などもあるので、気になる人はチェックしてみてください。
2.併せて行っておきたい手続き
新しい住所に引越してからだと手続きが複雑になったり、旧住所の役所に改めて手続きに来なくてはならないため、以下のような手続きも一緒に行っておくことをおすすめします。
・印鑑登録廃止
印鑑登録は市区町村ごとに手続きが必要であるため、印鑑登録をしていた場合、印鑑登録廃止の手続きをします。印鑑登録証明手帳を返却します。登録していた印鑑と身分証明書が必要となるので準備を忘れずに。
・国民健康保険
会社勤めで健康保険に加入していた場合は会社で手続きをしてもらえますが、自身で仕事をしていたり、自営業などの場合、国民健康保険に入っているでしょう。引っ越す前に旧住所の役所で国民健康保険資格喪失届を提出し、保険証を返却します。その際、保険証と印鑑が必要です。
結婚後、扶養に入る場合には夫の会社が手続きをしてくれるので、お願いしておきます。
おわりに
転出するだけでも色々な手続きがあります。転入後や婚姻後の手続きは後からできることもあります。しかし、転出手続きや国民健康保険資格喪失の手続きをし忘れてしまうと引越し先ではできないので、旧住所の役所に書類を取りにいかなければなりません。実家があれば良いですが、そうではない場合(特に遠方)、非常に大変なので転出届関連はきちんと済ませてから転居しましょう。