ウェディングドレスに使用される繊維の特徴を知ろう!

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ウェディングドレスを選ぶ時、形やサイズに注目して何度も試着することは多いでしょう。しかし、更に素敵なウエディングドレスを選ぶコツは生地を見ることです。その中でも知っておきたいのが「繊維」です。シルク、ナイロンなど聞いたことのある繊維が多いですが、ドレスにも様々な繊維が使われています。どのような種類があるかご紹介します。

1.繊維の分類

繊維の種類は大きく分けて、「植物繊維」と「化学繊維」に分けられます。植物繊維は、その名の通り、植物または動物から取れる自然の繊維のことです。化学繊維は化学物質を掛け合わせて人工的に作られた繊維のことです。

2.植物繊維

植物繊維の中には植物由来の「植物繊維」と「動物繊維」があります。

●植物繊維

・綿

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綿は日本で古くから衣類に用いられています。花が咲いた後にできるコットンボールと呼ばれる実が熟し、中から白い綿の繊維が出てきます。これが綿花と呼ばれています。綿花は世界の多くの地域で栽培されているため、綿は身近な繊維と言えるでしょう。

特徴として、肌触りが良く、吸収性に富んでいます。熱にも強く丈夫なので、下着やタオルなどに多く用いられています。

・麻

麻は人類最古の繊維と言われています。麻の中にも約20もの種類があります。通気性が良く、水分の吸湿や発散性に優れています。

夏物の衣類やハンカチなどに用いられています。

●動物繊維

・絹

古くから世界中で高級な繊維とされています。かつて絹を運んだシルクロードが有名であるように、世界中で貿易の品としても用いられてきました。

天然繊維の中で最も細く、繊細な生地で光沢があります。ネクタイや和服、ブラウスやスカーフなど衣類にもよく用いられてきました。

・羊毛

ウールという名で冬物衣類で大活躍しています。繊維の太さが平均的で保温効果に優れています。弾力性もあり、水をはじきやすい特徴があります。

3.化学繊維

●再生繊維

・レーヨン

原料は主に材木パルプです。吸湿性や吸水性が良く、光沢があるのが特徴です。裏地や下着、カーテンなどに用いられています。

・キュプラ

主な原料はコットンリンターと呼ばれる綿の実から綿花を取った後の繊維です。吸湿性に優れていて、静電気がおきにくいため、ウェディングドレスでは裏地に使われています。

●半合成繊維

・アセテート

天然の木材パルプの繊維を原料としています。毛とおなじようなふっくらとした柔らかな素材感があり、シワにもなりにくいため、美しいシルエットが表現できます。ドレスにもぴったりの素材です。

・ポリエステル

摩擦強度があり、シワになりにくい性質をもった繊維です。絹と同じような光沢を持っていて、染色にも強いため、ウェディングドレスでは絹の代わりに用いられることがあります。絹に比べると安価であるため、モノによっては見た目が異なってくるので注意が必要です。

おわりに

ウェディングドレスに用いられる生地の素材は天然物と合成物を合わせるとたくさんあります。
自分がドレスをオーダーメイドするならばかなりこだわるところだと思います。レンタルの場合はシルエットやサイズ、好みを重視しがちですが、生地にも目を向けると他の人と差をつけたドレスを選ぶことができますよ。

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