歴史はたった200年?ウェディングブーケの歴史と由来

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1.ブーケの由来は諸説あり!


ブーケ(bouquet)は元々フランス語で「花束」を意味するものです。由来にはいくつかの説があります。ここでは有力とされる2つの説をご紹介します。

1つ目は厄除けの役割を持っているという説です。昔、ヨーロッパでハーブは虫よけに使われていました。虫よけや厄除けなどお守りの意味を込めて、ハーブを集めて花束にしたのがブーケでした。花嫁を一生守ってくれるお守りとして、新婦がブーケを持つようになったと言われています。

2つ目は、元々はブーケとブートニアはセットであり、儀式のひとつだったという説です。中世ヨーロッパで、一人の男性が大好きな女性にプロポーズをする際、野の花を摘んで花束にして、プロポーズの言葉とともに女性にプレゼントしました。この花束がブーケの由来とされ、花束を受け取った女性は結婚を受ける意味を込めて、贈られた花束の中から一輪抜いて男性の胸に挿しました。これがブートニアの由来と言われています。

プロポーズのときの話なので、結婚式では省略されてしまうケースが多いですが、ブーケ、ブートニアの儀式を結婚式に取り入れてプロポーズの再現をする場合もあります。最近では、ブートニアは必要ないと言う新婦もいるようです。しかし、由来を考えると、個人的には「プロポーズを受ける(結婚を承諾する)」という意味のブートニアはあった方が良いのでは?と思います。ブーケは見た目よりも結構重いです。プロポーズを受け、これからの人生を共に歩むという重要な意味を、ブーケの重さで改めて感じることができるかもしれませんね。

2.ブーケより古い歴史の「花冠」


花冠は数年前からファッションとして、10代を中心に流行していますよね。ふんわりしたワンピースに花冠をつけている姿はとても可愛らしく、ウェディングでもヘアスタイルをダウンにして花冠をつける新婦が増えています。

この花冠、ヨーロッパではブーケより歴史が古いことはご存知でしたか。ブーケの始まりは1800年代前半で、日本では江戸時代後期です。当時、ヨーロッパではウェディングブーケを持つ代わりに頭に花冠をのせていたそうです。花の種類は白いギンコウバイやオレンジの花を使うのが主流でした。「白は純潔」、「オレンジはたくさんの実をつける」ことから、子宝に恵まれるようにという願いが込められていました。日本では西洋から先にブーケの文化が入ってきたので、花冠は新鮮ですが、本来の歴史は逆だったのですね。

3.生花、造花、プリザーブドフラワー、どれを選びますか?


ウェディングブーケの種類も豊富で、生花の他に造花やプリザーブドフラワーを持つ新婦もいます。特徴をみていきましょう。

生花は、みずみずしさがあって華やかです。当日に合わせて、お花の状態が一番良くなるように作られているため、ハレの日にはぴったりです。日持ちしない点と大事に扱わないとすぐに傷ついてしまう点が少し難点です。

造花は生花に比べると丈夫で、式後も劣化するまで飾れます。見た目が造花だとすぐに分かるものが多かったので避ける人もいましたが、最近はパッと見た感じ、生花と区別がつかないくらい精巧に作られているものもあります。

プリザーブドフラワーは生花のしっとり感を残しつつ、長期保存が可能なブーケです。1990年代にフランスで発明されたため、昔の結婚式には登場しなかったブーケです。今では、プリザーブドフラワーの講座でウェディングブーケを自分で作成することもできますよ。お花の種類が多くないことが少し残念です。

どのお花にも長所、短所があるので、大切にしたいポイントを重点に置いて選ぶと良いでしょう。

ブーケの由来と歴史を知って、自分の気に入ったブーケを選んでくださいね!

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