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国際結婚を考えている新婦さま、もしくは新郎さま、結婚式はどこで行う予定でしょうか。
文化の違うおふたりがどこで結婚式を挙げれば良いのか、どの風習、しきたりを取り入れればよいのか、自分だけで考えてもなかなかわかるものではありませんよね。もちろん、おふたりで話し合って決めることが大前提ですが、他の国際カップルはどのような結婚式を行ったのか知っておくのも参考になるでしょう。
1.場所
知り合った場所や男女によっても差がありますが、海外で挙式するカップルが多いといわれています。
●一カ所で結婚式を行う
・新郎さまが外国人の場合
新郎さまの母国で結婚式をするケースが多いようです。
・新婦さまが外国人の場合
日本の風習や日本の文化を好んで和婚を取り入れたいと希望する新婦さまが多いようです。
その場合は日本で行い、本格的なチャペルで挙式をする場合には母国で、というケースもあります。
・中間地点
例えば、アメリカと日本の国際結婚の場合、どちらの両親や親族が移動しても大変であることから、
中間地点のハワイで挙式するカップルもいます。どちらも平等の条件でできることでスムーズになるそうです
●双方の国で結婚式を行う
お互いのご両親が望むことはそれぞれの国で息子や娘の晴れ姿を見ることです。
資金に余裕がある場合には双方の国で結婚式を行うのが理想的です。
しかし、それが難しい場合には数年が経ってから節目の年に誓いの言葉を言う「バウ・リニューアル」も良いかもしれませんね。
2.衣装
日本在住の外国の方は日本文化をよく理解している人が多く、チャペル式よりも神前式を好む傾向があります。
なぜなら日本のチャペルは海外の本物の教会には負けてしまいますし、形だけ、という感じもあります。外国では叶わない神前式をしたいと強く希望されるのも分かります。
神前式であれば、新婦さまの衣装は白無垢や色打掛ですよね。新郎さまは紋付袴です。こういった衣装に憧れて日本での挙式を望むカップルも少なくないようです。
3.注意点
日本人同士でもこれまで育った環境が違うため、価値観が大きく異なり、結婚式の準備では何かと喧嘩しやすくなります。
まして国際結婚の場合、文化や風習が同じところがないくらい大きく異なるので結婚式を挙げるのはかなり大変です。少しでもスムーズに進めるための注意点を考えてみましょう。
●宗教の違い
キリスト教、仏教、イスラム教など世界には様々な宗教があります。日本国内では仏教徒でもチャペル式を選ぶこともあり、あまり宗教にこだわった結婚式は行いません。しかし、海外では大きく異なります。
本人同士が納得してもご両親が宗教のやり方に従って、結婚式を執り行うことを希望する可能性があります。その時にどうするか、おふたりで話し合うことが大切です。
●資金
お互いの国で行う場合、通常の2倍の資金がかかります。
1回だとしてもどちらかの親族の旅費と宿泊費がかなりかかることを覚悟しておく必要があります。
日本で結婚式をする場合は、相手の家族の観光を手配することも含まれます。
事前に見積もって、どの人を呼ぶのか、旅費と宿泊費は出せるのかなど話し合いが必要です。
おわりに
国際カップルの結婚式事情についてご紹介しました。いかがでしたか。
付き合っている時はお互いの国の遠さをそこまで感じなかったかもしれませんが、結婚するとなるとお互いの家を行き来することもあるため、改めて距離を実感するのではないでしょうか。国際カップルの場合、不測の事態が起こりやすいので、事前にしっかり話し合いと準備をすると良いでしょう。