新郎が一番大変だと思うことにウェルカムスピーチや謝辞の内容を考えることが挙げられます。どこから手を着けてよいか分からないという新郎さまへ内容のポイントを挙げました。参考になさってください。
1.シンプルにまとめる
ウェルカムスピーチ、謝辞ともにあくまで挨拶です。自分の思いを伝える場ではありますが、挨拶ということを念頭に置いて、内容を考えましょう。ゲストが聞いていて飽きない長さは約1〜2分です。長くても3分以内におさめるのが適当です。
2.披露宴にあった話題にする
ややこしい話やネガティブな話は避けます。
・ウェルカムスピーチ
披露宴をどのようなものにしたいか、テーマやコンセプトを簡単に話します。ゲストにどのような時間を過ごして欲しいかを伝え、「楽しんでもらえると嬉しい」など気持ちも加えると良いでしょう。
・謝辞
ゲストに感謝の気持ちを伝えることを中心に内容を考えます。余裕のある方は当日の披露宴の話を入れると臨場感もあり良いですよ。
3.自分らしい内容にする
思い出話やエピソードを入れると自分だけのオリジナルの話が作れます。新婦さまとの当日までの様子を語るのも良いでしょうし、当日の気持ちを素直に伝える(緊張している、無事結婚式を迎えられてホッとしているなど)のも構いません。
一つ注意することは、思い出話に浸って、何が言いたいのか分からなくなってしまうことです。着地点を決めて構成しましょう。
4.雰囲気にあった話にする
ウェルカムスピーチや謝辞は奇をてらったことや笑いを取るようなことを話す場面ではありません。儀式のひとつとして捉えます。ありきたりな挨拶しか思いつかなくても、自分の話しやすい言葉に変えて伝えれば、ゲストにも伝わります。
・謝辞のポイント
新郎新婦がこれから未来へと歩んで行く、その決意とお披露目をするのが披露宴です。披露宴の最後の言葉にふさわしい内容のひとつとして、今後の抱負を入れると良いでしょう。未来へ繋がる、これからが本当の始まりだという結びになるのでおすすめです。
おわりに
新郎さまはウェルカムスピーチと謝辞と別々に考えなければならないので大変に思うかもしれません。どちらも一番伝えたいことと締めくくりの言葉をしっかり押さえておけば、他の話は忘れてしまっても大丈夫なのです。本番は堂々と構えて、ゲストをおもてなししましょう。