出典元:https://slism.net/love/4-rules-cohabitation-goes-well.html
新居を探す時に間取りや広さ、場所などはしっかりと吟味することでしょう。しかし、住居の契約については入居時と退去時にしか確認しない場合が多いと思います。そのため、忘れてしまったことや確認せずに後から問題が起こることもあります。
契約については細かいところまでしっかりと確認して、自分に損のないように、またトラブルにならないように注意が必要です。どんなところに気をつければ良いか見ていきましょう。
1.契約の内容を確認する必要性は?
住居を借りる時に一番核となる決めごとは契約書です。契約については入居、退去する時くらいしか確認はしないかもしれません。しかし、この時にしっかり確認をしておかないと後々、困ったことになります。
予想よりも多くのお金がかかった、引っ越したくてもすぐに退去できない、新居に引っ越した後に元の家へ足を運ばなければならない、など退去時の清算をきちんとしておく必要があります。
2.現在の家の契約を確認しましょう
入居だけではなく、退去するにもきちんとした手続きを取らなければなりません。そこで新居への引越しが決まったら、まず時期を決めましょう。
「現在の住居を退去する旨を伝える」これを忘れてはいけません。しかも、その時期は退去から1ヶ月前までに予告しなければならない場合が多いです。物件によっては2〜3ヶ月前というところもあります。つまり、すぐに引っ越したくても1ヶ月ないし2〜3ヶ月は契約を継続しなければならないのです。
もし、そのまま引越しを強行すれば、住んでいなくても家賃を払い、退去時の立ち会いにわざわざ行かなくてはならなくなります。例えば、結婚して遠方の地への引越しの場合は立ち会いのためだけに住んでいた場所へ戻ることは難しいでしょう。そのようにならないためにも引越しの手配をする前に、現在の住居のオーナーへ退去予告をしましょう。
3.新居の契約についても確認が必要です
現在の住居の契約が終了する日と新居の契約が開始する日が重ならないようにすることが重要です。なぜならば、新居は物件を決めて契約をした時点から家賃が発生します。しかし、契約が決まるときには、まだ現在の住居にいることが多いでしょう。つまり、契約を開始した日から家賃が重複して発生していることになるのです。
具体例を挙げると以下の通りです。
現在を4月とします。
パターン①
・現在の住居 契約終了が4月末
・新居 契約開始が4月2日
この場合、重なっている4月2日〜4月30日の28日分は現在の住居と新居の両方の家賃を払わなければなりません。
パターン②
・現在の住居 契約終了が4月20日
・新居 契約開始が4月2日
この場合、重なっている4月2日〜4月20日は現在の住居と新居の両方の家賃を払わなければなりません。現在の住居は(契約内容にもよりますが)日割りで家賃を計算してくれるところが多いです。そのため、重なっている支払いは18日分です。先ほどのパターン①に比べると10日も短くできます。
たった10日の違いと思うかもしれませんが、家賃10万円のところだとしたら
10万円÷30日×10日=約33,000円
これだけ違いが出ます。結婚式もあり、入用の時期に少しでも節約できれば嬉しいですよね。
実際には、新居が見つかってからすぐに退去予告を提出してもおよそ1ヶ月はかかります。少しでも新居の契約日と現在の住居の退去日を近づけられるように工夫してみてください。
おわりに
新居を探すときに契約について注意することをご紹介しました。いかがでしたか。新居の契約は少しだけ待ってもらえることがあります。(といっても最長10日程度)少しでも家賃を二重に払わなくて済むように契約を延長してもらえるか不動産会社に聞いてみると良いでしょう。