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結婚にまつわる諸手続きは思っている以上にたくさんあります。結婚後1〜2ヶ月は手続きの連続です。
婚姻届を提出して受理されたら、名字が変わります。名字が変わったら、あらゆるものの名義変更が必要です。名義変更を忘れていると後から困りごとがたくさんできてきます。
時系列で諸手続きについてみていきます。引越しの1ヶ月前〜直前に確認しておきたい事項です。
1.婚姻届
婚姻届は役所でもらうことができます。また、最近ではインターネットからダウンロードできるオリジナルの婚姻届、雑誌の付録として実態に使用できる婚姻届などもあります。
書き損じたときのことを考えて何枚かもらっておくと安心です。書き損じても二重線を引いて訂正印を押せば問題はありません。
2.最寄りの郵便局へ転送届を提出
できれば引っ越す前にやっておきたいことの一つに郵便物の転送届があります。引越した当日から郵便物が転送されないと漏れが生じる場合があるので、余裕を持って転送先の住所を郵便局にお知らせしておくと良いでしょう。転送届はどの郵便局にも置いてあるので、旧住所と新住所を記入して提出します。
3.ライフラインの手続き
引越しの直前だとバタバタして抜けがでてしまうかもしれないため、引越しの一週間前までに済ませておくと安心なのがライフラインの手続きです。契約を解約し、新居での開通も併せてお願いしておくと、引越した後もスムーズです。
■主なライフライン
・ガス
一週間前に電話やインターネットから、ガスの閉栓と新しい住所での開栓の手続きをします。地域が異なると、ガス会社が異なる場合が多いので、両方に連絡が必要です。また、新居での開栓作業の際は住居人の立ち会いが必要となるため、引越して新居に入る日に予約をしておくと良いでしょう。
・電気
引越しの一週間前までに電話やインターネットで手続きをします。現住所での電気契約を解約し、新しい住所での契約をします。電気は一定の地域では同じ電力会社であるため、住所や電話番号などの変更手続きで済む場合があります。引越しの際はブレーカーを「切」ことを忘れずにしましょう。
ただ、最近では電気自由化が進んでいるため、新規参入の電力会社を使っていたり、これから使おうと考えている場合は解約と新規契約が必要になります。新居が賃貸の場合、従来の大手電力会社との契約が切れない場合もあるので、事前に確認が必要です。
・水道
現住所での水道の利用停止を連絡します。引越し当日まで水は使うことがあるので、当日付けで切ってもらうと良いでしょう。新居での水道もすぐに利用できるように、引越し当日からの利用を申し込んでおくと良いでしょう。インターネットや電話で申し込みもできます。
手続きは引越しの3〜4日前までには済ませておくとスムーズです。
・電話
固定電話がある場合、引越しが決まったらNTTへ電話します。利用停止や名義変更の手続きを行います。新居でもすぐに使えるように「116」に開通工事を予約してきます。
・新聞
現在契約している場合は引越し前に連絡して解約します。精算が必要なので、引越しの一週間前までに連絡をしておくと良いでしょう。新居に移ったら、近くの新聞販売店に電話して新規契約をします。
・NHK
引越しの2〜3日前までに手続きを済ませておきたいのがNHKです。電話かインターネットで住所変更の手続きをしておきます。郵便局に「NHK住所変更届」の申込書も置いてあるので書面で申し込んでもOKです。
・インターネット
パソコンのインターネットを家単位で契約している場合にはプロバイダの会社に連絡をします。住所や名義の変更を行います。新居で初めてインターネットを契約する場合には、電話かオンラインで申込みして契約しましょう。建物に光回線などが通っていない場合、工事が必要なので少し時間がかかります。
おわりに
引越しが決まったら、荷造りと並行して行う手続きがたくさんあります。住所変更ができても、名義が変わる場合は手続きが複雑です。おふたりがお互い一人暮らしだった場合は、どちらの契約を引き継ぎ、何を新しく契約するのかを事前に話し合って決めておきましょう。また、姓が変わる場合は名義変更も必要ですが、それに必要な書類は結婚後でないと発行できない場合もあるので、業者に問い合わせてみましょう。
