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ウェディングドレスと一口に言っても様々な生地で作られています。洋服でも同じですが、人気が高く、高級感があり、上品な女性らしさを表現してくれるのが「シルク」です。シルクの生地で作られたウェディングドレスにはどのようなものがあるのかご紹介していきます。
1.ミカドシルク
ミカドシルクは日本生まれのシルクで、逆輸入されたとも言われる素材です。シルクの中でも王道で最高級なので「皇帝」の意味をとって、「ミカドシルク」と名付けられたとか。
一度見ると、他の素材とは格別の触り心地と品の美しさに魅了されてしまう新婦さまもいるほどの高級感があります。
全世界の女性を虜にするミカドシルクにはこんな特徴があります。
・繊細さ
シルク全般に当てはまることですが、その中でもミカドシルクの繊細さは特別です。素手で触ると生地に傷がついてしまうと言われています。
・上品さ
シルクは清楚な印象を与えます。ミカドシルクは柔らかさと重厚感も兼ね備えているため、上品さを際ただせてくれます。
・ゴージャスな光沢
光沢とハリが特に強く、エレガントな印象を演出してくれます。クラシカルな教会での挙式などにも良く合います。
2.シルクサテン
光沢感が強いのが特徴です。サテンは素材ではなく織り方のことを指しており、シルクを使ったサテン(織り)がシルクサテンです。肌触りが心地よく、布団のカバーやシーツ、高級ブランケットなどに利用されています。
3.シルクタフタ
シルク製のタフタのことです。タフタとはつやのある薄い絹織物で婦人服やリボンに利用されています。ダイアナ妃がウェディングドレスで着たのがシルクタフタです。Aラインのドレスに使用されることが多く、生地にハリがあるのが特徴です。
4.シルクシャンタン
シルク製のシャンタンのことです。シャンタンとは縦糸と横糸で太さの異なる糸を使って織り上げられた平織りの生地を指します。ムラや節がランダムに現れ、アシンメトリーなどが流行している現代、個性的な仕上がりになるシルクシャンタンも人気があります。
5.シルクジョーゼット
シルク製のジョーゼットのことです。ジョーゼットとは柔らかい薄手の平織り物です。名前の由来はフランスの婦人服の商人であったジョーゼット・ド・プラント夫人からとったものとされています。
おわりに
シルクのウェディングドレスはいかがでしたか。同じシルクでもそれぞれ特徴があります。クラシカルなものからモダンなものまで豊富に種類があるので、実際に生地を見て、自分の好みを把握するのが良いでしょう。