元々はケーキではなかった!?ウェディングケーキの由来

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1.ウェディングケーキの始まりはビスケット説

ウェディングケーキの始まりはビスケット説
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由来には諸説あり、どれが正しいとは言い難いのですが、有名な話は古代ギリシャに由来します。古代ギリシャでは堅いビスケットを新婦の頭の上に撒くという儀式があったと言われています。収穫や子宝に恵まれるように、当時の主食である小麦を使ったビスケットを砕いて撒いていました。撒いたビスケットのかけらを拾い集めて、お祝いに駆けつけた人々で食べて、二人の幸せを願い、分かち合ったそうです。時が経ち、ビスケットを撒く儀式はなくなりました。

2.ビスケットが変化し、香辛料入りケーキへ

ビスケットが変化し、香辛料入りケーキへ
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ビスケットを撒く儀式が廃れて出てきたのはケーキです。ただ、ケーキと言っても、今のようなケーキではありません。なんと香辛料入りです!今考えると、まるで違いますよね。ジンジャーのようなスパイスを入れたケーキをゲストが持ち寄って食べたようです。この時代のケーキは生クリームケーキというよりは砂糖菓子ですね。

3.現在のケーキに近づく!その前に…

現在のケーキに近づく!その前に…
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砂糖菓子の時代を経て、やっと生ケーキへ!ではないんですね。豊饒を意味するぶどうや繁栄を意味する木の実などを入れたり、フルーツを盛り付けたりするパウンドケーキが登場します。フランスの伝統のケーキにはたくさんのシューを飴で固めたものがあり、これは子宝に恵まれるようにという願いが込められています。砂糖が貴重だった時代、幸せの象徴として砂糖を用いたケーキが作られたそうです。

4.3段重ねのケーキの登場

3段重ねのケーキの登場
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18世紀になり、現在のウェディングケーキの形に近づきました。昔ながらの3段重ねのケーキです。イギリスのビクトリア女王の結婚式で3段重ねのシュガーケーキが登場し、世界に広まったようです。

ウェディングケーキはなぜあんなに高く積み上げるの?と疑問に思ったことはありませんか。これにもきちんと意味があるんですよ。新郎新婦のこれからの人生の幸福や繁栄が天まで届くように高く積み上げます。そのケーキを皆で分けることで幸せを分かち合う意味合いが込められています。昔の3段ケーキはイミテーションのものもありましたが、元々は皆で分けあうためのケーキだったんですね。1段目は出席した人へ、2段目は当日欠席した人へ、3段目は未来の子どもたちへ幸せを分け合うことを意味していたようです。素敵な意味づけですね。

5.現在のウェディングケーキは?

現在のウェディングケーキは?
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ビスケットに始まり、様々に形をかえてきたウェディングケーキ。現在は3段ケーキもあまり見なくなりましたね。生ケーキが人気です。1段~2段と高さはあまり出していませんが、凝ったケーキが多いです。デザートとしてゲストに分けるのを前提として、生ケーキを使うカップルが多く、フルーツをふんだんに使ったものが人気です。その他、新郎新婦の個性が光るケーキもあります。例えば、共通の趣味がサーフィンだった場合、波乗りをイメージしたり、新郎がバスケやサッカーをやっていたなら、コートやボールのデザインをケーキにあしらったりと面白いケーキもありますよ。キャラクターが付いているケーキも人気ですね。

06
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最近は特に、これでないとダメという規則がなく、個性的なもの、オリジナルが良いという新郎新婦が多いので、会場も柔軟に対応してくれます。

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